イチゴ農家の経営

イチゴは新規就農者にオススメの品目!

イチゴ農家の経営

イチゴ生産は初年度から売り上げがたち、特別な販路開拓も必要がないため新規就農者にオススメの品目です。紀の川市は、和歌山県内で最もイチゴの生産が盛んで、実習先では10aあたりの売上が700万円にもなる経営者もいます。

初年度

初期コスト

2,000万円

規模

15a

売上

600万円

所得

162万円

初年度

規模

20a

売上

1,140万円

所得

433万円

※所得を保証するものではありません。

イチゴ農家の経営指標

紀の川市(那賀地域)
(家族2人+パート1人)

全国平均

品種

まりひめ

-

作型

高設栽培

-

売上

10,705,000

8,865,000

面積

20a

25a

10aあたりの収量

4000kg

-

経費

5,228,002

4,186,000

種苗費

80,000

67,000

肥料費

246,480

349,000

農薬費

232,760

290,000

光熱動力費

600,000

691,000

その他諸材料費

267,500

284,000

土地改良・水利費

7,200

14,000

賃借料・料金

-

125,000

減価償却費

1,349,028

594,000

修繕補充費

373,960

0

販売経費

2,071,076

514,000

その他

-

1,258,000

所得

5,476,998

4,679,000

<参照>

  • 和歌山県 農業経営モデル指標 平成30年度
  • 農林水産省 農業経営統計調査 / 平成19年産品目別経営統計

イチゴの栽培方法

イチゴの栽培方法には大きく分けて、「土耕栽培」と「高設(養液)栽培」の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを比較して、自身に合った栽培方法を選びましょう。

紀の川市には、土耕栽培の農家さんも高設栽培の農家さんもいます。実際に見学して決めることも可能です。

土耕栽培とは?

土耕栽培とは、地面にイチゴを植える栽培方法です。作業姿勢が低く腰への負担がかかりやすいですが、初期費用は抑えられるというメリットがあります。

また、土の中の養分を把握できないので、養液栽培に比べて栽培環境のコントロールが難しいと言われています。土にこだわったイチゴ生産がしたい方にはおすすめの栽培方法です。

高設栽培とは?

高設栽培とは、本圃を腰の高さの位置で作ることで、作業がしやすい栽培方法です。

また、高設の場合、植物の成長に必要な栄養や水分を液肥として与える「養液栽培」が一般的であり、環境整備がしやすいというメリットがあります。

その他、土を使用しないため、実に土がつく心配がなく、観光農園ではイチゴ狩りのお客さんにも喜ばれます。

但し、土耕栽培と比較して初期費用は高くなることがデメリットです。

イチゴ就農 農地の話・お金の話

紀の川市のイチゴ農家の平均面積は10a~15a程度です。初期投資を抑えられると利益向上につながるので、中古ハウスや水道・電気設備などもそのまま借りられる農地を優先的に探すのがオススメです。

農地の相談をする

公益財団法人和歌山県農業公社を開きます。

イチゴ就農 お金の話 資金ってどのくらい必要?

イチゴ生産の新規就農時には、大幅な初期投資がかかります。

但し、設備や規模によって準備資金は大きく変わってきます。研修期間中の生活資金や設備投資、農業で安定的な収入が得られるようになるまでの運転資金などが必要ですが、下記のような支援金があったり、就農時には融資が受けられます。

就農研修のための資金準備

農業次世代人材投資資金(準備型)

次世代を担う農業者となることを目指し、就農に向けて必要な技術等を習得するための研修を受ける場合、 原則として50歳未満で就農する方に対して年間150万円を最大2年間交付。

参考|
https://www.maff.go.jp/j/new_farmer/n_syunou/roudou.html

【県単独】わかやま版新規就農者支援事業

農業次世代人材投資資金(準備型)に上乗せして、和歌山県が年間30万円を最大2年間交付。

ハウス整備のための補助金

次世代野菜花き産地パワーアップ事業(県)

災害に強い施設園芸用ハウスを整備する際にかかる費用の3分の1(上限あり)を補助する事業です。

紀の川市ハウス整備支援事業補助金(市)

上記件のハウス整備に関わる補助を受けた方に対しハウス整備にかかる費用の6分の1(上限あり)を補助する事業です。

経営開始のための資金準備

青年等就農資金

最大3,700万円を最長12年間無利子でローンが組める制度。新たに農業経営を始めようとする認定新規就農者が対象です。

参考|
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/seinen.html

農業次世代人材投資事業(経営開始型)

50歳未満で独立・自立就農する認定新規就農者に対し農業を始めてから経営が安定するまでの期間(最長5年間)、年間最大150万円が交付される制度。

参考|
https://www.maff.go.jp/j/new_farmer/n_syunou/roudou.html

※資金の受給には審査があります。また制度の内容が変更となる場合があります。

紀の川市イチゴ農家の1年

栽培モデルの図

6月∼7月

次のシーズン用のイチゴのランナーをのばします。ランナーの先に新しい苗がついたら、切り取ってポットやトレイに挿していきます。

8月

苗が病気にならないように、毎日水やりをします。

8〜9月

夏場は作業が少ないので、午前中に作業を終わらせて近くの山でハイキングやパラグライダーを楽しむ農家さんもいます。

9月

9月中旬ごろに、一生懸命育てた苗を植えます。

10月

苗がしっかりしてきて、葉も大きくなります。花が咲くと、ミツバチが受粉してくれます。

11月

夜間に温度が下がりすぎないよう、保温対策を行います。

12〜5月

5月中頃まで収穫が続き、その間は収穫・選果・苗の手入れなど1年で最も忙しい期間となります。

12月

12月下旬になると、いよいよ収穫開始です。